1.HELION→Electric eye 2.Riding on the wind 3.Screaming fo vengeance 4.Bloodstone 5.You've got another thing comin' /9曲 |
SCREAMING FOR VENGEANCE | 91 |
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1982年 | 8thアルバム | |||
1980年の「BRITISH STEEL」で、メイデン、オジー、モーターヘッド辺りとヘヴィメタル全盛期の幕開けに貢献したJUDAS PRIESTが、更にその名を上げた名盤。 1曲目の40秒のインスト「HELLION」→2曲目「ELECTRIC EYE」の流れは、まさに最強そのもの!!!!!!!!!! これぞ、これぞヘヴィメタルの魂なのである! このことは、テレ東の「ヘビメタさん」のオープニングに使われていたことや、何よりこの2曲(実質1曲)が圧倒的な評価を受けているという事実に証明されている。HELLIONでガツーンとやられ、ELECTRIC EYEのじらすような低音のAメロでどんどん興奮が高まってゆき、サビで爆発、後半のギターソロ→Cメロ→サビの流れで燃え尽きる・・・そんな楽曲。はぁ、はぁ。間違いなくヘヴィメタル史上に残る名曲だろう。 で、その勢いそのままに突入する、3分のRiding on the windがまた最強!! メタリックな音とギターの音がシンクロする部分など、声にならないほどかっこいいっす。 4曲目Bloodstoneも、まだまだその勢いが継続しているミドルテンポの良曲。最後のサビへ繋がってゆくギターソロがとても格好よい。 5曲目Chainsもそこそこ。6曲目Pain and preasureは印象が薄いか・・・。 しかしこのアルバムが本当に凄いのは、7、8曲目に再び山場が用意されているということで、ここが個人的に、次作の「Diffenders of the faith」との差だと思う。ロブの爆高音が炸裂するScreaming for vengeanceに興奮させられ、アメリカのビルボードチャートでシングルヒットを記録し、一般的にはプリーストで一番有名なのかもしれないYou've got another thing comin'がそれに続く。なんだかやや単調な曲のようにも思えるが、Bメロの哀愁漂うメロは好きだ。 ジャケットのメタリックなタカ(?)が突撃してくるかのような、切れ味鋭いギターとヴォーカルが炸裂しまくる1枚。すんごい。 |
JUDAS PRIESTアルバム感想 パンクが全盛を極めていた1976年の「Sad wings destiny」から、1990年の「PAINKILLER」まで ヘヴィメタル一筋のアルバムを作り続け、「メタルゴッド」と呼ばれるヘヴィメタ史上最重要のアーティストの一つ。 2005年、再降臨。 |
1.Freewheel burning 2.THE SENTINAL 3.Jawbreaker 4.Eat me alive 5.Rock hard ride free /10曲 |
DIFFENDERS OF THE FAITH | 80 |
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1984年 | 9thアルバム | |||
フリーホーイルバーニングー!!!!!!!!!!! ああもう、「ヘヴィメタルのアルバムの1曲目は疾走曲が来るべき」とよく言われるが、そうであれば、このFreewheel burningほど相応しい曲もあるまい。 ロブにしか歌えないような、超高音と速さの融合した旋律といい、一定の早いビートを刻み続けるドラムス、ギターソロといい、全てが疾走という目的に向かってつぎ込まれている感じ。歌詞も物凄い格好よさ! Cメロの早口の部分など、今でも興奮で狂いそうになる。「ELECTRIC EYE」「PAINKILLER」より更に一つ上の次元に存在する、個人的にプリーストのベストチューン。 2曲目のJawbreakerも、充分な疾走感が感じられる名曲。3曲目のRock hard ride freeもミドルテンポの佳曲だし、4曲目のTHE SENTINALは「静」と「動」を使い分けながら、ラストに向かってどんどん盛り上がってゆく完璧な曲構成を持つ、このアルバムのハイライトとなりうる1曲。曲中にも語り切れないほどの様々なエッセンスが詰まっていて、何度聴いても飽きることは無い。 ここまでならヘヴィメタル初心者にも是非聴いてもらいたいアルバムといえるのだが、5曲目以降からガラリと雰囲気が変わる。哀愁漂う曲・・・というかヘンな曲が多く、4曲目までのような華々しい雰囲気は全くなくなくなってしまう。がしかし、この部分は本当に「スルメ」という言葉に値する気がする。 今だから言えるが、まだヘヴィメタルにハマってまもない時期にこのアルバムを初聴いた時(多分ハマってから3枚目くらいに聴いたアルバム思う・・・)には、5曲目以降のどの曲にも魅力を感じることができなかった。ホント、全曲捨て曲じゃんとも思ったし、「やはり自分にヘヴィメタルは合わないのかも・・・」などとショックも受けた。 だが何故かLove bites、Eat me alive、Night comes down、Diffenders of the faithには、聴く度に不思議な魅力を見出せるようになってきた。 特に謎なのがLove bitesで、今でも自分が何でこの曲に魅力を感じるのかが分からない。でも嫌いじゃない。それにしてもヘンな曲だ。 このテキストを書いている時点で、このアルバムを初聴してからまだたったの1年半。聴き続けてゆけば、これからも間違いなく評価が上がってゆく1枚だと思う。 といいつつ、やはり名曲が前半に集中し過ぎているのでは・・・とも思ってしまう.... |